お客様インタビュー特集
■ 税理士法人キャスダック 会計顧問サービス顧客事例 - F矯正歯科 (神奈川県川崎市)
F矯正歯科は、開業から1年未満で税理士を変える決断をし、キャスダックの会計顧問サービスを契約しました。税理士に求める条件、キャスダックの関与でもたらされた変化について、院長・山本喜正氏に語っていただきました。
F矯正歯科
F矯正歯科は、神奈川県川崎市で開業する矯正歯科専門の歯科医院。JRの南武線、横須賀線、東急東横線など2社6路線が乗り入れる武蔵小杉駅から徒歩3分という交通至便なエリアに立地し、川﨑駅、溝口駅など、沿線の各駅からも集患している。矯正装置が目立たない裏側矯正の技術を強みとし、定額制で明瞭な料金体系やフレンドリーな対応など、患者に寄り添う医院経営で、好調な経営状態を維持している。開業時期:2018年7月。スタッフ数;ドクター1名、衛生士3名。(2022年9月現在)
1.矯正歯科専門医を志した理由と将来のビジョン
― 矯正歯科の専門医を目指されたのはいつ頃ですか。
私が矯正歯科専門医を目指し始めたのは、大学在学中です。他のドクターと同様、歯を削る実習や根っこの治療など、いろいろな勉強をしましたが、矯正が最も面白く感じました。
矯正は他の歯科に比べると特殊です。他の歯科は治療において、数値の分析(セファロ分析など)を、あまりしないと思います。わざわざ研修を受けないと専門開業ができませんので、時間はかかりますが、自分に合っていると思い、この道に進みました。 これは好き嫌いの問題です。
― どのようなところに魅力を感じましたか。
普通の治療と比較すると、矯正は治療の成果が明確にわかります。矯正の場合は特に患者さんにも治療の成果がわかりやすいので、治療が終わると患者さんは喜んでくれます。そこが面白いと思いました。
― 定額制を採用されていますね。
矯正歯科専門医院では最近は多くなってきていると思います。定額制なら治療が長引いても患者さんの負担になりません。
ただ、予め決めた治療のスケジュールが延びても追加料金などはいただきませんので、医院側にとっては厳しいです。予定通りに終わらなければ医院の運営に響きますので、精度の高い技術が求められます。そういうこともあり、当院は衛生士も優秀なスタッフを揃えています。3人とも処置は早いですし、終わったらそのまま受付で予約も取ってくれます。
― 医院の経営は順調ですか。
まあまあです。ただ、コロナ禍の影響で、2020年、2021年は矯正歯科のニーズが増えました。ここのところ売り上げが好調なのは、そういった理由もあると思います。
― 将来の展望をお話しください。
私は、現在のペースでのんびりできれば良いと思っています。現段階では規模を急拡大させようとは思っていません。このまま自然体で定年を迎えられれば満足です。
開業前に私が勤めていた医院は比較的大きな医院でしたので、私も開業当時は医院を大きくするぞと意気込んでいました。しかし子供が生まれて変わりました。子供と遊ぶのが楽しくなってきたのです。子供が大きくなったら考えが変わるかもしれませんが、今は極力仕事は増やさないようにしています。勤務医時代はほとんど休みがなく、自分の時間も欲しいと思っていましたので、今は週に2日は休むと決めています。
2.治療に集中するためにお金に関することは税理士に丸投げしたい
― 税理士事務所に期待されることをお話しください。
私にとって大切なことは自分の時間を確保できることです。税理士に期待したいのは、医院のお金にまつわる作業を丸投げすることです。歯科医院を開業してわかったことは、自分がお金の事や常識について、一般の人より疎いということです。知り合いの先生に「お金の心配をせずに治療に集中できるよう、お金のことを全て任せられる税理士はいませんか」と聞いた時にご紹介いただいたのがキャスダックです。
― キャスダックの会計顧問サービスを契約し始めた時期を教えてください。
2019年の春頃だったと思います。代表の山下さんとお会いして、その日のうちに契約しようと決めました。
― それ以前はどうされていたのですか。
開業時から、別の税理士と契約していましたが、丸投げできる方ではなく、心配でたまりませんでした。
― どのようなところがご心配でしたか。
お金の流れが全く把握できないことが不安でした。
背景には矯正歯科特有の、分割払いの問題があります。契約金が100万円だったとして、分割で毎月5万ずつお支払いいただくという契約をしたとします。しかし実際には途中で支払いが途切れる患者さんもいらっしゃいます。そうすると実際の現金収入が、いくらになるか見込めないという状況が生まれます。目標も設定できず、どれだけ頑張れば良いのかわからないという状況は非常に不安でした。
その不安をキャスダックは理解してくれて、アドバイスしてくださっていますので非常に満足です。キャスダックはいつも当院のことを想って提案してくださるため、寄り添っていただいている感覚があります。
3.滅多に褒めない先生がべた褒めしたキャスダック
― お知り合いの先生にキャスダックを紹介された際は、どのような要素に関心を持たれたのですか。。
紹介してくれた先生は普段は、人に対する評価が厳しい方です。その先生が、「とても良い」とおっしゃっていました。そのようなことを滅多に言わない方がべた褒めしていましたので、間違いないだろうと思いました。
― 代表の山下さんに実際にお会いして、その日のうちに契約したとおっしゃいましたが、最終的な決め手をお話しください。
最初に山下さんとお会いした際に、分割払いの契約に対する税金についての考え方を教えていただきました。また、その場で当院の売り上げをご覧いただいて、その時点での私の給料が、いくらぐらいは取っても大丈夫だというような計算をしてくださいました。そのようなやりとりから安心して全てお任せできると確信しました。
4.医院運営だけではなく個人資産に関する相談も
― キャスダックの関与状況をお話しください。
まず医院の領収証に詳細を裏書きした上で郵送し、記帳を行っていただいています。そして売り上げも含めた分析資料を作成していただいて、巡回監査の際に、前月の実績としてご報告いただいています。
また、税金の相談もして、アドバイスを頂いています。通常は秋頃に見通しを立てるために納税シミュレーションを出してもらうと思いますが、当院では4月か5月ぐらいにも一度、目安として出していただいています。
キャスダック ただし波がありますので、あくまでも目安としてご提示して、少しでも安心できる材料になればと思ってお渡しをしています。また、通常、残高試算表をもとにお話をするのですが、キャスダックではオリジナルの資料をいくつかご用意していまして、キャッシュフロー(お金の流れ)がわかる資料に関しては、先生のご要望に応じてアレンジした資料を作成させていただいています。
歯科矯正が一般の保険診療と異なるのは、新規契約がなければ次の月は売り上げがゼロになってしまうところです。しかし分割の患者さんがいらっしゃいますので、たとえ新規がゼロだったとしても、分割分がいくらあるから、これぐらいの売り上げは確保できるという予測が立てられます。髙島さんに担当が替わってからは、特に明確に把握できるようになりました。
髙島さんには医院のお金に関することだけではなく、個人的なことも聞いています。例えば税務署から通知が来た時や、不動産を購入した時などに、わからないことがあれば、メールや電話で相談しています。メールで相談しても非常に丁寧に、なおかつ早く返してくださいます。医院経営とは無関係なことを聞いても、迅速に対応していただけるので申し訳ないと思いながらも非常に助かっています。
― ご契約の内容がそうだということではないのですか。
契約内容を意識せずに聞いてしまっているので…ただ、何でも聞いてくださいとおっしゃっていただいています。月1回の訪問時にしか聞けないというドライな対応ではありません。気になった時はいつでも聞けます。
キャスダック キャスダックという法人名は「キャッシュとウィッシュ(希望)の最大化」を略した造語です。もちろん医院経営に関してもしっかり見ますが、それ以外の個人的なお金のお悩みも、なるべくなくしていきたいと考えています。そこも含めて、キャッシュを最大化していけるように、先生と伴走型のパートナーとして一緒に目標に向かって走っていくという姿勢でサポートさせていただいております。
― 担当者は最初から髙島さんではなかったのですか。
髙島さんには2年目の後半ぐらいから担当していただいています。
実は、紹介してくれた先生が特に褒めていたのが髙島さんでした。担当者が替わることになって、紹介して下さった先生に、次は髙島さんに担当していただくという話をした時も、「すごく良いよ」とおっしゃっていました。今はもう、おんぶにだっこ状態です。
髙島さんは期待以上のサポートをして下さいます。髙島さんは私には見えていないところを、「こういうものがありますよ」「これはどうですか」と、ガイドしてくださいます。知識のない私からすると「そんなものもあるのですか」ということがよくあります。髙島さんは、私の意図を汲んで下さって、先回りして、極力医院にお金が残るような提案をしてくださいます。同じことを聞いても面倒がらずに返信してくれますので、本当に感謝しています。
5.キャスダックのサポートで生まれた“安心”
― 税理士をキャスダックに変えて得た最大のメリットは何ですか。
“安心”です。目標が明確になり、自分の時間を確保できるようになったことで、精神的に非常に楽になりました。
― 目標とは具体的にはどのようなことですか。
目標というのは売り上げのことです。キャスダックの会計顧問サービスを導入したことで、「年間これぐらいの売り上げが立てられれば、これぐらいのお金が残せる」という指標が明確になりました。
私は売り上げとビジョンは近しいものだと感じています。矯正歯科は、2年間、もらえるお金が決まっています。それを超える売り上げは立てられません。おそらく私は医院を子供に継がせないと思います。そこで危惧していることは医院を閉める時のことです。医院を閉めると決めて、最後の患者さんと契約した後はお金が2年間入ってきません。そうすると2年か3年、医院を維持する資金をプールしなければいけません。そのお金を少しずつ貯めることが目標です。このような長期的な目標に関しても相談しています。
6. 現状のままの変わらぬサポートを期待
― 今後に向けて特別ご相談されていることはございますか。
少し前まで法人化の相談をしていましたが、数ヶ月前に「しなくて良い」という結論に至りました。髙島さんに、様々なシミュレーションをしていただきましたが、現在の私の忙しさ、売り上げ、税金など、様々な要素を鑑みて、現状を維持していきましょうということになりました。
― 最後にキャスダックへのご期待をお話しください。
キャスダックに期待することは、今のまま何も変えないでくださいということです。髙島さんはおそらく出世される方だと思いますが、ずっと当院を担当し続けて欲しいです。プラスαの提案やレスポンスの早さはダントツだと思います。この短い時間で、よくこれだけの回答を用意していただけるなと思うことが頻繁にあります。1を聞けば10の回答が、的確に返ってくる。そんなイメージです。万が一キャスダックの代わりを探すことになったとしても、私はどうやって探せば良いのかわかりません。これからもこれまで同様、よろしくお願いいたします。
キャスダック 「質問にこたえる」の「こたえる」は通常「答える」と書きますが、私は日々「応える」を意識しています。先生からいただくメールの文面を見て、おそらくここが不安になっているのだろうというところまで汲み取った上で、答えを用意してお伝えするようにしています。これからもご不安があれば、いつでも、どんな内容でも、お気軽にご連絡ください。
F矯正歯科様、お忙しい中、有り難うございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
※ 取材日時 2022年9月