お客様インタビュー特集
■ お客様に聞く - のぶ歯科クリ二ック 丸橋 伸行先生 (神戸市ご開業)
税理士法人キャスダックが、3年前の医院開業時から関与している「のぶ歯科クリ二ック」の丸橋院長先生にお話しをうかがいました。
1. のぶ歯科クリ二ックについて
― まずは、のぶ歯科クリ二ックについて教えてください。
のぶ歯科クリ二ックは、神戸市須磨区の歯科医院です。
開業して3年が経ちました。
当院が立地するエリアは、古い街です。当医院は新規開業ですが、周りには2代目、3代目の歯科医院が多く、昔から馴染みの歯科医にかかっている患者さんが多いという立地上の特性があります。ですから、集患には苦慮してきました。
そのような中、税理士法人キャスダックに関与していただいていることで、税務や増患対策のみならず、医院経営に関する様々なヒントを得ることが出来て助かっています。
― それは経営コンサルティングも受けておられるということですか?
いいえ。経営コンサルティング、というイメージとは違います。
税理士事務所としての、一般的な業務―財務状況やキャッシュフローなどに関して、月ごとに、推移を示すデータをいただいて、その説明をしていただいていること―に加え、増患につながるマーケティングや、個人資産の運用にいたるまで、お金を残すための情報を提供していただいています。
経営上の具体的な施策は、そのような情報をヒントにして、自分自身で考えて実施しています。料金は、顧問料だけで、別途課金されるわけでもありません。
コンサルティングというよりも、“一緒に並行して歩いていただいている”感じです。
2. 巡回の時の情報提供と「億万長者実践会」が経営のヒントを与えてくれる
― では、関与の仕方から詳しく伺いたいとます。まず情報の提供というのは、どのような形態でされているのですか?
まず、一ヶ月ごとの巡回の際、担当者が会計の話の他に、経営やマーケティングに関するお話しをしてくれます。
それが雑談のような話しであっても、その中で得る情報がとても貴重だと感じています。
また、3ヶ月に一回くらい、クライアントを対象とする資産運用と歯科医院経営の勉強会『億万長者実践会』が開催されます。
このセミナーはクライアントであれば無料で受講できます。
私は、毎回参加しています。
― そのことによって得られた成果の具体例として、何かお話しいただけますか?
まず、巡回の際のお話しから得られる情報についてお話します。
巡回していただいた際に、担当税理士の山下さんからホームページに対するアドバイスをいただいたことをきっかけに、ウェブマーケティングに力を入れはじめ、それが集患に役立ちました。
具体的には、他府県からも患者さんにご来院いただけるようになったという成果に結びつきました。
そもそものきっかけとなったのは、山下さんがウェブマーケティングに関するノウハウを教えてくれたからです。
そこで興味が沸いて、もっと積極的に勉強したいと思い、ホームページのコンサルタントをご紹介いただき、ページの作り方からPRの仕方まで学びました。
そして、自分でホームページを作り、修正に修正を重ねて現在に至っています。
これは、毎月巡回していただいた際のお話しの中から生まれた大きな成果ですね。
― では、「億万長者実践会」は、医院経営の中で、どのように役立っていますか?
「億万長者実践会」では、節税、キャッシュフローなど、医院にお金を残すノウハウや個人資産の運用について学ぶことが出来ます。
私はこのセミナーを通して、税務に関する基礎的な知識を得ることができました。
これまでは、自分で勉強しようと思っても、ほとんど予備知識もなかったので、思うように進まなかったのですが、このセミナーを受けていることで、自分なりに知識を深めることが出来るようになりました。
そのセミナーでは、山下さんが講師を勤めているので、わからないことがあれば、巡回の際に、改めて教えていただくことも出来ます。
また、私はこのセミナーをきっかけに、投資に興味を持ち始めました。
自分で実際に株取引をしたり、先物情報に目を通すことで、お金が動く仕組みが理解でき、視野が広がりました。
これらの情報や知識は、実際の医院経営においては、相互に影響しあっていて、次にどうすれば良いかということを具体的に考える材料になっています。
最近は、中長期的な視野に立った、より明確なビジョンを持てるようにもなりました。
3. 医院経営のビジョンが明確になっていった過程
― 中長期的なビジョンが明確になっていった過程についてお話しいただけますか?
開業直後は、目の前の売り上げを作ることに必死でした。
しかし、ホームページを自分で作って、修正を重ねることで、その効果が出てきました。
この医院は、祖母が持っていた土地に建設したため、経費もかかっていません。
だから、最初はそこそこ売り上げがあればお金もたまるから良いかなと思っていました。
ところが、そのうち、売り上げが上がるのと同時に税金も高くなっていくことに気がつきました。
さらに、粗利の低さも気になり始めた。
例えばホワイトニングに関しては、売り上げよりも広告費の方が高い月も出てきました。
そこで、節税対策や、粗利を確保する方法を考えるようになったのですが、その中で、自分が目指す歯科医とは何かということを真剣に考えるようになったのです。
そして、患者さんの声にこれまで以上に耳を傾けて、リサーチも重ねて、最近、やっとビジョンを語れるようになりました。
それは、税理士法人キャスダックの関与があったからだと思います。
一人ではなかなか気づかないと思います。
― それはご自身の努力の賜物でもありますよね。
あくまで、深堀していくのは自分です。
しかし、何の基礎知識も持っていなければ努力しようにも出来ません。
税理士法人キャスダックに関与していただく中で得られる情報や知識によって、自分の頭の中の辞書の項目が作られていく。そして、その項目の中身を作って行くのは自分の仕事なのだと思います。
山下さんの関与の仕方というのは、とにかく話を聞いてくれる。そして否定はしません。
ただ、いつも半歩くらい先の情報を出してくれてるんだと思います。
「このまま行くと、こんな感じになりますよね」と。
そこで指摘されることは、自分の中でもうすうす感じていることなのですが、人に言われることで明確に意識することが出来るのです。
特に税理士法人キャスダックは、歯科医を専門に関与している税理士事務所なので、歯科医院経営の豊富な実例を持っています。
そのような実例を聞いて、私のちょっと先の姿をダブらせることで、自分は次にどうするべきか?ということも見えて来ます。
私の場合は、そういうところにメリットを感じています。
4. 「マンションを買おうと思うがいくら使っていいか分からない」
― そもそも、税理士法人キャスダックと契約したのはどのような経緯だったのですか?
存在を知ったのはインターネットによってです。 開業一ヶ月前に知りました。
その当時は、税理士がどんな風に関与してくれるのか、具体的にはわかっていませんでした。
でも、歯科医専門と謳っていて、実際に、歯科医の経営に関する知識が豊富だったので、すぐに決めました。
他の税理士さんとの根本的な違いに気がついたのは、開業してしばらくたって、知人の歯科医と話をしていた時です。
ある歯科医が「マンションを買おうと思うが、自分がいくらぐらいの金額を使っていいのかがわからない」と言うんです。
キャッシュフローの表があれば、おおよそわかるようなものだと思ったのですが、その時、どうやら全ての税理士が同じようなことをやっているわけではないらしいということに気がつきました。
ラッキーだと思いましたね。
― どういうところがラッキーだと感じたのですか?
将来に向けて、ともに成長し合えるパートナーシップが築ける可能性がある、というところです。
税理士法人キャスダックは、単純に税金の計算をするだけではなく、税理士事務所として、独自のポジションを築こうとしている。
しかも、歯科医院に特化して、歯科医と足並みを揃えるように関与してくれる。
その姿勢から、税理士法人キャスダックも、きっと大きく成長するんじゃないかと思いました。
私も、歯科医院を大きく成長させたいと考えている中で、そのような税理士事務所が関与してくれているということは、とても嬉しいですね。
「以前、友達みたいにつきあってくれる、とおっしゃっていただいたことがとても嬉しかったです」
「人を扱うという意味では似たような悩みを抱えていると思います。一緒に成長していけたら嬉しいですね」
5. 今後の医院経営において税理士法人キャスダックに期待すること
― 医院経営における今後のビジョンについてお話いただけますか?
ある分野に強みを持った専門歯科医院を目指しています。
それは今も少しやっていることなのですが、それが広域の患者さんから評価され始めていて、「分院ないの?」というお問合せもいただきます。
ですから、将来的な分院展開を視野に入れつつ、品質を高め、ドクターをはじめとする人材を育てて行きたいと思っています。
― その中で税理士法人キャスダックに期待することを教えてください。
人脈の広さです。『億万長者実践会』でゲスト講師として招かれる先生方を拝見しても、幅広い人脈をもたれていることがわかります。
分院展開するためには、医療法人にならないと出来ません。だから社労士さんや行政書士さんをお願いするときに、適切な方にお願いしたいと思っても素人目にはなかなか難しい。
税理士法人キャスダックは、実際に、法人化までお世話された歯科医もたくさんあります。
ビジネスを行ううえでの税務や法務など、国の決め事に関して、全面的に相談に乗っていただきたいと思っています。
※ 取材日時 2009年11月
※ 取材制作:カスタマワイズ